ビリヤードの正しいフォームと2種類のスタンス、矯正のコツなどを解説

ビリヤードの基本知識

ビリヤードは、テーブル上に置かれたボールをキューで打ち、特定のポケットに入れることを目的としたスポーツです。テーブルは長方形で、四隅と中央にポケットがあります。使用するボールは、主に15個のナンバーボールと1つの白いキューボールで構成されます。ゲームは通常、特定の順序でボールをポケットに入れることで進行し、戦略と精度が求められます。

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ビリヤードのルール

ビリヤードのルールは非常に多く、そのすべてを理解することは難しいでしょう。そこで、代表的な3つのルールを紹介します。

エイトボール

エイトボールでは、プレイヤーは自分のグループボール(1〜7のソリッドボール、または9〜15のストライプボール)をすべてポケットし、最後に8番ボールをポケットすることで勝利します。ブレイク後に最初にポケットに入れたボールでグループが決定します。ファウル後、手球を任意の場所に置き、相手がフリーボールで再開します。8番ボールを不適切にポケットすると負けです。

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ナインボール

ナインボールでは、プレイヤーは1番ボールから順番に的球を狙い、最後に9番ボールをポケットすることで勝利します。最小番号の的球をポケットし続ければプレーを続行できます。ファウルの場合、相手がフリーボールで再開します。自分の順番で3回連続ファウルするとその時点で負けです。

カットボール

カットボールは3人でプレイするビリヤードゲームです。各プレイヤーは特定の持ち球を割り当てられ、他のプレイヤーの持ち球をポケットに入れていきます。自分の持ち球が全てポケットされたプレイヤーは負けとなり、最後まで持ち球が残っているプレイヤーが勝利します。ファウル後は次のプレイヤーがフリーボールで再開し、ポケットされた球はフットスポットに戻されます。

ビリヤードの基礎① キューの握り方

ビリヤードの基礎で最も重要なのがキューの握り方です。正しいグリップができると、パワフルなショットも繊細なショットも安定して行えます。

基本的な握り方として、親指以外の指を真っ直ぐに伸ばし、人差し指と親指の間にキューのバット部を当てます。隙間ができないように注意し、中指だけをキューに巻き付けて保持しましょう。

他の指はそっと添えるだけで、力を入れずにリラックスした状態を保ちます。腕と手の甲が真っ直ぐになるように構えることが大切です。

キューを持つ場所の目安

ビリヤードで正確なショットをするためには、キューを持つ場所も大切です。身長ごとにキューを持つ場所が異なるため、自分の身長に応じた部分のグリップを握りましょう。

  • 身長150cm程度:グリップの真ん中よりこぶし半分くらい前を持つ

  • 身長160cm程度:グリップの真ん中を持つ

  • 身長170cm程度:グリップの真ん中よりこぶし半分くらい後ろを持つ

  • 身長180cm程度:グリップの真ん中よりこぶし1つ分くらい後ろを持つ

このように身長ごとの持つ場所を目安に、自分の感覚で持ちやすく正確なショットができる位置を探してみてください。

ビリヤードの基礎② ブリッジの作り方

ビリヤードの基礎であるスタンダードブリッジは、キューの安定性を高めるために重要です。まず、人差し指と親指で輪を作り、キューのバット部をその輪の中に通します。輪以外の指も台にしっかりと固定して、キューがふらつかないようにします。

ブリッジは手球から20センチ程度の位置に構えるとよいでしょう。また、中指、薬指、小指は開いて台に密着させます。親指と人差し指で作る輪をしっかりとした状態に保ち、キューの動きを安定させることがポイントです。正しいスタンダードブリッジを習得することで、安定したショットが可能になります。

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ビリヤードの手のフォームは状況に応じて使い分けよう

フォームを安定させるためには、キューの安定性を高めるためにブリッジをしっかり作ることが大切です。ブリッジは5種類あり、状況ややりやすさによって使い分けをしましょう。

スタンダードブリッジ

スタンダードブリッジは先ほど紹介したように、人差し指と親指で輪を作ってキューを安定させるブリッジです。親指と人差し指で作る輪をしっかり安定させてキューをぶつからないようにすることで、安定性が増します。

オープンブリッジ

オープンブリッジは、親指と人差し指で溝を作って、その上でキューを滑らせるブリッジです。キューの上に支える物がないため、優しいタッチで撞く場合におすすめなフォームです。

レールブリッジ

台の上ではなくレールの上でブリッジを作るフォームです。手のひらをレールに乗せて、キューに沿わせるように親指をキューにあてます。人差し指はキューをまたぐようにして、レールに指先をつけましょう。

スタンディングブリッジ

手玉の前に邪魔になる的球があるときにブリッジを高くして構える方法です。オープンブリッジと同じようにフォームを造り、親指以外の指をくっつけて高さを出すと安定しやすいでしょう。

メカニカルブリッジ(レスト)

手玉の位置によって手でブリッジが作れない場合には、補助器具を使用します。長い柄の先端には複数の溝が設けられているため、難しい位置でも安定してショットできるでしょう。

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ビリヤードの基礎③ 正しいフォーム・ストローク

ビリヤードの基礎を固めるために、正しいフォームとストロークを習得することが重要です。フォームは横から見た場合、右腕とキューが約90度の角度になるようにします。グリップは軽く深めに握り、スタンスは肩幅より少し広めに取りましょう。

このとき、左腕を自然に伸ばし、ブリッジと手球の距離は20〜25cm程度にすることが理想的です。また、左腕、右腕、キューが三角形を形成するように配置します。

顔、右肩、右肘がキューの真上に来るようにして、両目を開いて狙いを定めます。後ろから見た場合、左足を斜め前にし、肩幅より少し広めのスタンスを取ります。

ビリヤードには2種類のスタンスがある

スタンスとは球を撞くときの足の構え方、つまり立ち位置のことです。安定したスタンスをとれば上半身も安定しやすくなってより正確なショットができるようになります。

体格差があるためスタンスもさまざまですが、大きく分けて「オープンスタンス」と「クローズドスタンス」があります。それぞれを詳しく解説します。

①オープンスタンス

オープンスタンスは、キューを持つ側のつま先は外側に、ブリッジを作る側のつま先はキューの方向に向いている構え方です。

キューを持つ側の足を軸足にして、キューの真下につま先がくるように構えます。このオープンスタンスの構え方をすることで、キューを向ける向きがずれにくくなって正確なショットができるようになります。

腰の曲げ方は、テーブルの高さや体格によりさまざまですが、上半身を安定させるのがポイントです。

②クローズドスタンス

クローズドスタンスは、オープンスタンスの状態からブリッジ側(前足)のつま先を内側に向けて体重をかける構え方です。

手球が少し遠いときに、このクローズドスタンスの構え方をすることで、前傾姿勢になってより撞きやすくなります。脇が開き気味になるので、キューを真っ直ぐ出しやすくなるのもこの構え方の特徴です。

肩が正面や横に向きすぎていると安定しない

オープンスタンスでもクローズドスタンスでも、肩が正面に向きすぎているとキューが安定せず正確なショットをするのが難しくなります。これは、肘が内側に向いてキューを真っ直ぐに振り出せなくなるためです。

反対に、キューに対して肩が横に向きすぎていると上半身が不安定になってキューの動きにばらつきがでます。顔をひねって狙うようになるため上半身がふらふらしてしまうので注意しましょう。

キューを真っ直ぐに振り出せないときは、スタンスを確認して、肩の向きもチェックすることが大切です。

ビリヤードの基礎④ 打ち方

ビリヤードは、状況に応じて打ち方を変えることが重要です。ビリヤードの打ち方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1:フォローショット(押し球)

フォローショットは、手球の中心より上側を撞く動作のことです。手球の動きを「押し」と呼ぶこともあれば、フォローショットのことをそう呼ぶこともあります。手球が進む直線上に的球がある場合、手球は的球に接触した後、的球と同じ方向に進みます。また、角度を持って接触した場合、手球は的球の進む方向に寄って進みます。

通常のショットよりもタップ1個分程度上方を撞くことで、手球がどのように動くのかを確認できます。上を意識しすぎると手球の上部を擦る可能性があるため、練習をくり返して感覚をつかむことが重要です。

2:ドローショット(引き球)

ドローショットは、手球の中心より下側を撞く動作です。手球の動きを「引き」と呼ぶこともあれば、ドローショットのことをそう呼ぶこともあります。手球が進む直線上に的球がある場合、手球は的球に跳ね返されるようにプレーヤーの方に戻ります。

角度を持って接触した場合、手球は的球から離れる方向に進みます。ドローショットを行う際には、タップ1個分程度中心よりも下側を撞いて、手球の動きを確認してみてください。

手球の下部を撞く際には、台の表面を傷つけないよう注意しながら練習することが大切です。

3:ブレイクショット

ブレイクショットは、正しい姿勢と体重の使い方が成功の鍵です。まず、後ろ足に体重をかけて構えます。ショットの瞬間に前方へ体重を移動させ、体全体で力を伝えます体重をかけることで、より強力なブレイクが可能となります。

なお、キューはできるだけ水平に保ち、手球の中心をわずかに上方からヒットします。これは、手球がテーブルから飛び出すのを防ぐためです。また、ボールの配置や的球の位置を考慮し、あらぬ方向へボールが飛ばないよう注意しましょう。

4:クッションショット

クッションショットは、手球をクッション(テーブルの縁)に当ててから的球に当てる技術で、正確な角度とスピードの調整が必要です。まず、手球がクッションに当たる角度と跳ね返る角度が等しいことを理解しましょう。

クッションショットを成功させるためには、ショットの速度も重要です。強く突くと反射角が小さくなり、弱く突くと大きくなります。

5:キスショット

キスショットは、手球を撞いた後に、的球が他の球やクッションに当たってからポケットに入るショットです。

キスショットを成功させるための基本は、手球の位置と力加減を正確に計算することです。狙いを定める際、的球が他の球に接触する角度と力を考慮し、適切なスピードで手球を撞きます。

6:キャノンショット

キャノンショットは、手球が連続して2個以上の的球に当たり、2個目以降の的球をポケットに入れることを狙います。まず、最初の的球への当たり具合が重要で、適切な厚みで手球を当てることで、次の的球に向かわせることができます。また、手球の撞点を調整することで、目的の的球に向かうようにスピンや力加減をコントロールします。

キャノンショットは精密な計算と練習が必要ですが、マスターすることで勝率が格段に上がるでしょう。

7:マッセ

マッセは、強いカーブを描くショットです。手球を上から垂直に近い角度で撞き下ろすことで強いカーブがかかります。

キューをしっかりと握り、足を肩幅より広く開いて安定したスタンスを取ります。次に、手球を撞く位置を決定します。手球の中心よりも上部を狙い、ほぼ垂直に撞き下ろしましょう。

さらに、ショットの速度と力加減も重要です。適切な速度で手球を撞くことで、狙った通りのカーブを描くことができます。

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ビリヤードのシュート力を上げる練習方法

ビリヤードのシュート力を上げるためには、基本的なストロークの練習が重要です。滑らかで一貫したストロークを身につけるために練習を重ねましょう。

次に、ポケットスキルを向上させるためのドリルとして、長距離ショットやカットショット、バンクショットを集中して練習します。精度が上がるだけではなく自信も身につき、メンタルの問題によるミスのリスクが減るでしょう。

また、トップスピンやバックスピン、サイドスピンを組み合わせてショットのバリエーションを増やし、複雑なポジションプレイに対応できるようにしましょう。

ビリヤードのフォーム矯正のコツ

正しく構えているつもりでも、知らないうちにクセがついてしまうことがあります。そんなときは、もう一度正しいフォームになるように鏡を見ながら構え方をチェックしてみましょう。

  • 肘から下だけを動かす

  • ブリッジを安定させる

  • キューをやさしく握る

  • 顔の真下にキューを通す

  • 撞くときの視線は的球に

  • 安定したスタンスを作る

  • 口を閉じて撞く

  • 必要に応じてメカニカルブリッジ(レスト)を使う

  • 背中の後ろで撞かない

これらのポイントを意識することで、フォームを矯正することができます。フォームを指摘されたり、上手なショットができなくなったりしたときは、ぜひ試してみてください。

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まとめ

ビリヤードは技術と戦略が求められる奥深いスポーツです。正しいキューの持ち方やフォーム、ブリッジの作り方を習得し、さまざまなショットを練習することで、着実に上達することができます。また、定期的な練習と戦略的なプレイが重要です。

今回、解説した内容を参考に、ビリヤードの基礎をしっかりと身につけてレベルアップしていきましょう。