練習にも本番にも!女性が歌いやすいカラオケのおすすめ楽曲ランキングTOP35
女性がカラオケで歌いやすい楽曲を紹介します。今回厳選した35曲の中には男性アーティストの曲もありますが、コツを掴めば無理なく歌える曲ばかりです。みんなが知っている曲はもちろん、自分一人のときに歌って盛り上がりたい曲まで、もろもろチェックしていきましょう。
No.1 カブトムシ / aiko
1999年にリリースされ大ヒットを記録した「カブトムシ」は、aikoのメジャー通算4枚目のシングル。本当は寂しいのに虚勢を張ってしまう女の子の恋心を、硬くて丈夫そうに見えても甲羅の下は脆いカブトムシの生体になぞらえたこの曲は、昆虫を恋愛ソングに使う意外性はもちろん、四季をなぞるaikoの独特な描写などが音楽的に高い評価を得ました。2020年にYouTubeにてフル尺MV公開とストリーミングサービスによる配信が始まり、その影響でリリースから20年以上経ったBillboard JAPAN HOT 100(2020)に堂々のランクインを果たしています。aiko節ともいえる難解な旋律ですが、テンポはゆったりしているので比較的歌いやすい曲といえます。
No.2 カタオモイ / Aimer
もとは2016年にリリースされた4枚目のアルバム「daydreams」に収録されていた曲でしたが、2019年にBTSがTwitterで紹介したことから火が付き、2021年にbillboard JAPANのストリーミングチャートで1億回再生を突破した「カタオモイ」。2022年にはAimer最大のヒットとなった「残響散歌」とともに第64回日本レコード大賞にてパフォーマンスを披露し、Aimerを語る上で欠かせない楽曲となりました。ゆるやかなテンポの曲調とささやくような歌声が可愛らしい「カタオモイ」は、今となってはAimerのイメージを象徴する楽曲ですが、じつは発表当初、Aimerにとってストレートなラブソングは初めてだったそう。それゆえどこか楽曲全体に初々しさがあり、大きな声で歌うことが苦手な女性でも挑戦しやすい一曲といえます。
No.3 オトナブルー/新しい学校のリーダーズ
2023年に"首振りダンス"がTikTokで話題となり、踊ってみた動画が流行してヒットした「オトナブルー」。じつは新しい学校のリーダーズがこの曲をリリースしたのは2020年で、なんと3年も経ってから注目を集め、ミュージックビデオの公開や「THE FIRST TAKE」での楽曲披露をきっかけに大ヒットとなったのでした。セーラー服姿で激しく踊るスタイルも見る人を魅了するため、今では数々の音楽番組や音楽フェスに出演しています。この曲を歌う際の特徴は、なんといってもメインボーカル・SUZUKAのハスキーでセクシーな歌い方。コツは昭和歌謡のような曲調に合わせた挑発的な歌詞を、カッコよく歌うところにあります。余裕があればぜひとも首振りダンスにも挑戦しましょう。
No.4 裸の心 / あいみょん
2020年に、あいみょんのメジャー10枚目のシングルとしてリリースされた「裸の心」。ドラマ『私の家政夫ナギサさん』の主題歌として起用され、ゆったりした曲調と柔らかな歌声が、テキパキと家事をこなしながら雇い主の女性を見守る家政婦のおじさんを優しい雰囲気で包み込みました。しかし、歌詞の内容は恋に焦がれる女性の想い100%。シャワールームでびっしょりになりながらせつない表情で歌うあいみょんの姿は、ドラマ主題歌の印象と違った曲の魅力を伝えていました。つまり、この曲の聴こえ方は、歌う人の届け方次第だといえます。のんびりゆったり横揺れリズムで歌うのか、歌の世界観に入り込んで感情たっぷりに歌い上げるのか。どちらかに振り切って歌うことをおすすめします。
No.5 Mela! / 緑黄色社会
圧倒的な歌唱力とダンス・ロック・ソウルとミクスチャーな楽曲で、日本のポップスシーンに名乗りを上げた男女4人組バンドの緑黄色社会。人の本当の強さと弱さの両方を肯定しながら、少しずつ成長していく様を描いた「Mela!」は彼らの代表曲であり、受験や部活に頑張る中高生を中心にダンスやバンド活動、体育祭などあらゆるシーンで使われるようになりました。若い世代だけじゃなく大人にとっても、なかなか踏み出せないでいる自分に「今だ!」というきっかけを与えてくれる一曲です。楽曲は正統派のポップソングであるためリズムが取りやすく、歌いやすいのが特徴です。
No.6 トリセツ / 西野カナ
平成ラブソングの女王といわれた西野カナの代表曲のひとつ「トリセツ」は、映画「ヒロイン失格」の主題歌。それまでのヒット曲「もっと...」「Best Friend」「会いたくて会いたくて」などでは恋に奥手のか弱い女性像が描かれることが多かったのに比べ、男性に自分の取り扱い説明書を読み上げるようなこの曲は、少し上から目線で甘える女性像が新鮮で可愛いと大きく話題になりました。同時に、西野カナのファン層がまた広がりを見せるきっかけになった曲だともいえます。男性になかなか理解してもらえない女性の心の内側を、こういった形で綴った歌詞は読斧中に多くありません。せっかく歌うのであれば、彼や意中の人の目を見つめて届けたいものです。
No.7 ヘビーローテーション / AKB48
当時、日本のアイドル界を背負って立ち、その人気がさまざまな社会現象を起こしていたAKB48。「ヘビーローテーション」も爆発的ヒットとなり、2010年11月1日付けから2011年8月22日付までのオリコン週間カラオケチャートにて、48週連続1位を記録しました。当時、AKB48は「シングル選抜総選挙」で楽曲のセンターポジションを決めており、この曲では見事1位にランクインした大島優子がセンターを務めたことでも話題に。両手を大きく動かしたり、マイクスタンドを使ってロック風のアピールをしたりする振り付けが好評で、日本だけに留まらず海外でも高い評価を得ました。元気で可愛い歌声と跳ねるリズムが心地いい、底抜けに明るいラブソング。ぜひ、振り付けも練習して大人数で歌いましょう。
No.8 やさしいキスをして / DREAMS COME TURE
「やさしいキスをして」はDREAMS COME TUREの通算31枚目のシングルであり、数多ある名曲の中でも屈指のラブバラードです。ドラマ「砂の器」の主題歌として書き下ろされたものですが、ドラマが終わってもなお楽曲は長く愛され続け、これまでにさまざま
なアーティストや俳優にカバーされてきました。たとえ終わることがわかっている恋愛や報われることのない恋愛であっても、真摯に相手を思い続ける姿を歌ったこの曲は、吉田美和の歌唱力があるからこそ壮大な響きと透明感が出ているのだといえるでしょう。とはいえ、楽曲の構成自体はとてもシンプルです。目を閉じて美しいオケに耳を澄ませ、言葉のひとつひとつを大切に歌うことで、この曲の世界観を作っていきましょう。
No.9 Story / AI
「Story」は、誰にも媚びず、だけど優しくてかっこいい女性というイメージが強く、若い女性から絶大な人気を誇るAIの代表作です。友情や切っても切れない絆をテーマにしたこの曲は、ウォルトディズニーシリーズ大人気アニメ映画『ベイマックス』の日本語版主題歌としても起用され、カラオケだけでなく結婚式でも数多く披露されてきました。2005年のリリースから数年を経ても、CMなどに起用されるたびに人気は上昇し、現代の若者にもリアルタイムなバラードとして人気です。もともとハスキーボイスなAIが自分の平均的な音域で作った曲ということもあり、男女問わず歌いやすい歌だといえます。友達や恋人同士で1番と2番を交互に歌うと、さらに歌詞が深く感じられます。
No.10 夜に駆ける / YOASOBI
小説『タナトスの誘惑』をモチーフに制作された配信限定シングル曲『夜に駆ける』は、デビュー曲にしてYOASOBIの存在をリスナーに強烈に印象づけたデジタルポップ・チューン。メンバーAyaseのYouTubeチャンネルに同曲のミュージックビデオを公開すると一カ月で100万回再生となり、TikTokやSpotifyなどSNSを中心にも広がっていき、瞬く間にメガヒットとなりました。Ayaseが作る楽曲は美しいメロディにカラオケで挑戦したいけど不安があるという場合は、原曲を何度も聞き込み、曲全体の流れを把握することからはじめましょう。
No.11 君がくれた夏 / 家入レオ
「Silly」「未完成」に続く家入レオの代表曲と言えば、この「君がくれた夏」でしょう。ドラマ「恋仲」の主題歌としてヒットし、夏を振り返るシーンの定番ソングになりました。せつないラブソングですが、ここに出てくる恋は、ひと夏限りの恋でもなければ、夏に終わってしまった恋でもありません。この歌には、ともに過ごした夏に伝えきれなかった想いや少しの後悔からわかる、過ぎ去った時間の尊さが綴られています。歌いやすいスローバラードなので、カラオケで歌う際は、まっすぐ自分の声で歌えば問題ありません。失恋の痛みを癒すのはもちろん、なかなか前へ進めない人を優しく労わるつもりで歌ってください。
No.12 ありがとう / いきものがかり
「ありがとう」は、2010年にNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌として書き下ろされた楽曲。売上累計はそれまで自身の最高位であった「YELL/じょいふる」を上回り、自己最高記録を更新しました。同年12月にはNHK紅白歌合戦でも披露され、ドラマ人気とあいまって翌年にリリースしたベストアルバムは140万枚を超える大ヒット。この曲でいきものがかりは、若手層に人気のアーティストという印象から、まさに全国レベルで人気のアーティストへと飛躍を遂げました。いきものがかりの曲は声量と高音域を誇るものが多いですが、「ありがとう」は広すぎない音幅の中で、しっかりと抑揚をつけて歌われる曲です。感謝の想いを込めて丁寧に歌うことで、より楽曲の完成度の高さを実感できるでしょう。
No.13 空も飛べるはず / スピッツ
今でこそ世代を超えた名曲として愛され続けている「空も飛べるはず」は、もともとは1994年に一度リリースされていたもののあまり話題に上がらず、1996年にドラマ「白線流し」の主題歌に起用されて脚光を浴びたのをきっかけに再リリースされ、ミリオンヒットとなった曲です。しかしそれは、単純にドラマ主題歌という宣伝力によるものではなく、デビューからずっと変わらずに活動してきたスピッツの音楽性に、ようやく世の中が気づいたに根付いた結果でした。スピッツにしか描けないファンタジックで散文詩調の歌詞、どこか懐かしいのに斬新なメロディ、ハスキーなのにぬくもりのある歌声。特にこの曲はキーも男女問わず歌える音域でできているので、誰もが曲の世界観に浸りながら歌えるはずです。
No.14 First Love / 宇多田ヒカル
「First Love」は当時、16歳だった宇多田ヒカルが作詞・作曲を手掛け、歴史的ヒットとなったデビュー3枚目のシングル。同曲を収録した1stアルバム「First Love」は、累計800万枚を売り上げ、現在でも国内売り上げ第一位を記録しています。男子高校生と教師の恋愛を描いたドラマ「魔女の条件」の主題歌として起用され、淡い恋心の奥底に確かな愛情を秘めた歌詞や、細かなビブラートで繊細な感情を伝える歌声が、若者たちの心を一瞬で捉えました。時代背景も関係なく聴けるバラードなので、リリースから20年以上経った今でもカラオケの定番として親しまれています。楽曲のテーマである「初恋」を胸に、優しく歌いましょう。
No.15 366日 / HY
2008年、ドラマ『赤い糸』の主題歌に起用され、配信で450万ダウンロードを誇る大ヒットとなった「366日」。そこから女性の気持ちに寄り添う失恋バラードとして愛され続け、昨今では同曲をモチーフにしたドラマ「366日」も放送されました。好きな人を365日思っても足りないからもう1日足したというタイトル通り、別れてもなお愛しすぎて忘れられない女性の想いが溢れ出すこの曲は、ひとりや少人数のカラオケで熱唱し、楽曲の世界観に浸るのがおすすめです。ちなみに先日放送されていたドラマのエンディングでは、スキマスイッチの大橋やT.M.Revolutionなど毎週違う男性アーティストとのデュエットが流れることも話題になりました。歌が得意な男性とのデュエットバージョンにトライするのもいいかもしれません。
No.16 明日も / SHISHAMO
2017年にリリースされた4枚目のアルバム「SHISHAMO4」に収録され、NTTドコモのCM「ドコモの学割」で起用されて話題となり、同年のNHK紅白歌合戦でも披露された「明日も」。それまでSHISHAMOの楽曲に応援歌的な曲はなかったため、発表当時はファンの間で異質な存在の曲だったといいます。しかし、メンバーの宮崎が生まれて初めてサッカー観戦に行った際、サポーターの熱さに胸を打たれたことから誕生した同曲には、憧れの存在がいるからこそ毎日を頑張れる人々のピュアな想いがリアルに描かれています。疾走感のあるメロディーはなかなか息も続きづらいですが、必死に歌う姿こそが大切です。「つらいけど走った」「苦しいけど走った」という歌詞を嚙みしめながら歌って、毎日を懸命に生きる自分を褒めてあげましょう。
No.17 White Love / SPEED
4人組のダンス・ボーカルグループ、SPEEDの代名詞といえる「White Love」。資生堂『ティセラ エンジェルドロップ』のCMソングに使用され、累計売上200万枚という大ヒットを記録しました。第39回日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞するなど、そのキャリアを決定づけた一曲といえます。同世代はもちろん幅広い年齢層の女性に愛され続け、カラオケでも兵営を代表する冬の定番ソングとなりました。SPEEDの歌の魅力は、メインボーカルを務めた島袋寛子と今井恵理子は伸びやかな高音。当時まだ13~16歳だった彼女たちの透明感は、何年経っても新鮮に響きます。両腕をあげていくサビのダンスもつけて、みんなで盛り上がりましょう。
No.18 可愛くてごめん / Honey works feat.ちゅーたん(CV:早見沙織)
HoneyWorksによる楽曲プロジェクト「告白実行委員会~恋愛シリーズ~」およびTVアニメTVアニメ『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』の登場キャラクター・中村千鶴(ちゅーたん〈CV:早見沙織〉)のキャラクターソングとして、2022年ミュージック・ビデオが動画サイトに投稿され、配信シングルとしてもリリースされた「可愛くてごめん」。歌詞に綴られたあざとさと歌声の可愛さで10代を中心に女性の注目を集め、TikTokなどのSNSで毎日のように耳にするようになりました。メロディは音域が狭めに作られているため、比較的誰にでも歌いやすい曲といえます。サビ直前の「ちゅ」が一瞬だけ高いですが、そこは持ち前の可愛さでカバーして乗り切りましょう。
No.19 エジソン / 水曜日のカンパネラ
2代目ボーカリストを迎えた水曜日のカンパネラが、新体制となって2作目にリリースしたシングル。本当は発明家になりたいのに、なぜか音楽でブレイクしてしまったバンドマンの歌という一見変わった歌詞ですが、そのユニークなリリックとハイセンスなハウスミュージックで、一般層はもちろん、コアな音楽マニアからも高い評価を集めました。注意すべきは、「歌う暇があったら発明して」とお願いしている歌詞なのかと思う人も多いようですが、正しくはすべて「ライブのブッキング蹴って発明してえ」と願望を言っているところ。それを理解しながら歌えば、「そんな発明王にオレはなる」のキメフレーズも楽しみながら、だけど決意を込めて歌えるのではないでしょうか。
No.20 Make you happy / NiziU
一般公募のオーデションを経て、TOWICEなどのプロデューサー・J.Y.Parkのプロデュースによりデビューした日本のガールズグループ、NiziU。そのデビュー曲「Make you happy」は、オーデションを見守っていた人たちを中心に、デビュー作とは思えない浸透ぶりで日本を沸かしました。特に注目を集めたのが曲中のダンスで見せる"縄跳びダンス"で、TikTokの公式アカウントで各メンバーが軽快にジャンプする動画が公開された途端に話題になり、著名人を含めたさまざまな人がSNSにダンス動画をアップし、社会現象にもなりました。ポップで柔らかさのある曲調と乙女心が全面に出た歌詞は、女性なら誰でも可愛く歌うことができます。縄跳びダンスも取り入れて、元気よく歌いましょう。
No.21 チョコレイト・ディスコ / Perfume
「チョコレイト・ディスコ」は日本を代表するテクノポップユニット、Perfumeが2007年リリースした4枚目のシングルです。バレンタインに臨む女性の恋心をテーマにした本曲は、リリース直後から大ヒットを記録し、Perfumeがブレイクするきっかけになりました。今ではすっかりバレンタインのテーマソングとして世の中に君臨しているため、振り付けもあわせて歌える人も多いはずです。メンバーは3人いますが、掛け合いやハモリはないため一人でも歌えます。また、メロディは決して難しくないので、そのぶん可愛らしく歌うことを意識すれば気持ちよく歌うことが可能です。「チョコレイト」に続く「ディスコ!」でコール&レスポンスを誘って盛り上がりましょう。
No.22 Beautifl / superfly
Superflyの5枚目のオリジナルアルバム『WHITE』に収録され、ドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」の主題歌にも起用され大ヒットとなった「Beautiful」。メランコリックなギターフレーズ、たたみかけるリズム隊、壮大な風景を描くストリングス、そして神々しいまでに伸びやかで透明感ある越智志保のボーカル。「誰かに愛を求めるのではなく、かっこ悪くても、コンプレックスだらけでも、自分自身が《私》を大好きでいられることがとても大切」と越智志保が言う通り、自分の真の美しを見つけさせてくれるロックナンバーです。数あるSuperflyのヒット曲の中で、もっともSuperflyらしく、女性に歌ってほしい一曲といえます。息をたっぷり吸いこんで、魂で歌い上げてください。
No.23 ハナミズキ / 一青窈
2004年にリリースされた一青窈の5枚目のシングルであり、現在でも日本屈指の名曲として歌い継がれている「ハナミズキ」。アメリカ同時多発テロ事件の発生時にニューヨークにいた友人のメールをきっかけに作成されたという歌詞は、一見、遠距離恋愛をしている恋人同士のラブソングにも見えますが、じつは明治時代に国交の証としてワシントンD.C.に日本が桜を贈った際、御礼として日本に届けられたのがハナミズキであり、そのハナミズキを平和の象徴として綴ったもの。MVや第58回NHK紅白歌合戦出場時に手話を取り入れて歌ったことから、チャリティのシーンでも多く使われています。カラオケランキングでも常に上位にいるナンバーを、自身のカラオケ持ち歌として常備しておいてはいかがでしょうか。
No.24 シンデレラボーイ / Saucy Dog
2021年に発売された5枚目のミニアルバム「レイジーサンデー」の中の一曲だったのが、リリース直後から各界で評判となり、翌年のNHK紅白歌合戦への出場を果たすまでのヒット作となった「シンデレラ・ボーイ」。浮気をして朝帰りをする彼氏(=シンデレラボーイ)に対する怒りや悲しみ、だけど断ち切れない愛情を女性目線で書かれた歌詞は、恋愛に限らず家族や友人、仕事仲間など人間関係に不安を抱くさまざまな人たちの心に突き刺さります。もちろん叙情感たっぷりのメロディやシンプルなのに骨太さのあるサウンドも、ロック好きな人たちに刺さった理由のひとつです。女性詞であり、男性には高すぎるキーが女性にはちょうど良いこともあり、カラオケで女性が歌うには最適といえます。
No.25 TT-japanese ver.- / TOWICE
日本にガールズK-POPブームを巻き起こした第一人者といえるTWICE。人気曲の日本語バージョンも数多くありますが、その中でも女性にぜひ歌ってほしいのが「TT」です。2016年にリリースした3枚目のミニアルバム『TWICEcoaster:LANE 1』のリードシングルとして発表されたこの曲は、好きな人を思うと感情のコントロールができなくなり、心の中はいつも涙で溢れているという健気な歌詞と、涙を拭くような動きや銃を撃つような動き、そして泣き顔の顔文字をイメージした"TTポーズ"が、片思いに悩むティーンを中心に大反響を呼びました。2017年にはその日本語バージョン「TT -Japanese ver. -」がベストアルバム「#TWICE」の収録曲としてリリースされ、同年のNHK紅白歌合戦にも出場。カラオケではぜひ踊りながら歌ってください。
No.26 CHE.R.RY / YUI
2007年にリリースされた楽曲「CHE.R.RY」は当時、ミリオンセラーを記録した大ヒットソングです。YUIは2012年以降ソロ活動を休止していましたが、2020年にTHE FIRST TAKEへの出演から活動を再開。そのとき披露されたこの曲は、再び若い世代に受け入れられ、リリースから15年以上を経て再度注目を集めました。楽曲のベースはフォーキーなポップソングであるため、極端な音程の上がり下がりもなく、テンポさえ掴めばスムーズに歌えます。盛り上がりを演出したい場合は、「恋しちゃったんだ たぶん 気づいてないでしょう?」の名フレーズから始まるサビを力強く歌えば、本家のYUIがライブパフォーマンス中に聴かせる歌声に近づきます。
No.27 これが私の生きる道 / PUFFY
今年でデビュー28年目となるPUFFYの、デビューから2枚目のシングル「これが私の生きる道」。PUFFY最大のヒット作となった今作は、デビュー作「アジアの純真」から引き続きプロデュースを務めた奥田民生の意外な手腕と、当時はめずらしかった踊らない・ハモらない女性デュオの可能性を、世の中に知らしめる一曲となりました。特に、アムラーやコギャルが流行っていた当時、まったくブームに流されない亜美と由美のビジュアルを含めた存在感、ファッションセンス、トークはどれも自然体で、多くの女性の共感を呼びました。「うまくいってもダメになっても それがあなたの生きる道」と、急に核心めいたフレーズが出てくる曲、大人になってから歌うとドキッとします。
No.28 あなたに会えてよかった / 小泉今日子
「あなたに会えてよかった」は、キョンキョンの通算32枚目のシングル。自身が出演するドラマ「パパとなっちゃん」の主題歌として自ら歌詞を手掛け、大ヒットを記録しました。歌の内容は一見すると、恋人と別れた女性の感謝の気持ちのようにも捉えることができますが、じつはキョンキョンが実の父にむけて書いた曲であり、ドラマで田村正和が演じた父親に向けて書いたとも言われています。しかし、「世界で一番 素敵な恋をしたね」と、恋愛ソングにもとれるよう振り幅を広くとっていることもあり、歌う人次第で歌の響き方が変わってくる一曲といえます。跳ねるリズムが生きたポップなメロディと、せつない歌詞の絶妙なコントラストを味ってください。
No.29 ちゅ、多様性。 / ano
サビのフレーズに合わせて踊る"ゲロチューダンス"の踊ってみた動画がTikTokでバズり、今やマルチタレントとして活躍するあのちゃんをアーティストとして世に知らしめた「ちゅ、多様性。」。多様性があちこちで求められる現代において自身が多様性の代表格だという意味から作られた同曲で、世の中への浸透性が認められ、anoは2023年にNHK紅白歌合戦への出場も果たしました。歌詞はまるで言葉遊びのように韻を踏みまくっていますが、じつは超ド級のラブソング。メロディーに遅れをとらずに歌えれば、曲の可愛さもキープできます。また、振り付けは、SEKAI NO OWARIの「Habit」の振り付けを手掛けたパワーパフボーイズが担当とあって、覚えやすい動きです。みんなで踊って楽しみましょう。
No.30 ただ君に晴れ / ヨルシカ
ヨルシカが2018年にリリースした「ただ君に晴れ」は、ストリーミング配信にてヨルシカ史上初めて1億回以上再生されたヒットソングです。バラエティ番組『たりないふたりー山里亮太と若林正恭―』のイベントでは、オープニングBGMとしても使用されました。曲の出だしはギターのコードとボーカルだけであるため、入り方が難しいと感じる人もいるかもしれません。しかし、しっかりテンポを維持すれば最初から最後まで歌いやすい曲です。音域も現代の女性にとって高すぎる音ではないので、ほんの少しウィスパー気味に歌えば雰囲気はばっちり作ることができます。そこかしこに夏の匂いが漂うこの曲は、本格的な夏が来る直前にぜひ歌いたい一曲です。
No.31 風のゆくえ / ado(ウタ)$(300W)
歌うことが大好きなキャラクター・ウタの歌唱キャストをAdoが務め、その圧倒的な歌唱力も話題となった映画「ONE PIECE FILM RED」。「私は最強」「新時代」などたくさんの楽曲がある中で、じつは幅広い層から人気なのが、劇中歌でもありエンディングテーマでもあるバラードソング「風のゆくえ」です。 基博が提供した今作は、ウタというキャラクターの素直で真っ直ぐな芯の強さは描かれ、自分の未来に悩む人の背中を押してくれる一曲として、映画の公開が終わってもSpotifyなどのランキング上位に居続けました。Adoの歌はさすがに難しくて歌えないという人も、しっとり語り掛けるように歌われるこの曲なら自信をもって歌えるのではないでしょうか。
No.32 雪の華 / 中島美嘉
2003年にリリースされ大ヒットとなった「雪の華」は、今や「冬うたランキング」など冬に似合う曲のランキングに必ず入るほど、日本ポップス界に欠かせない曲といえます。同年の第45回日本レコード大賞では金賞を受賞し、NHK紅白歌合戦では過去2回歌唱。これまで中森明菜、桑田圭祐、五木ひろし、May J.そのほか多くのアーティストにカバーされ、2019年には楽曲をモチーフとした映画『雪の華』も公開されるなど、リリースから20年以上経っても人々に愛されています。中島美嘉の歌声の特徴は、ウィスパーでか細くありながら低音にしっかりした厚みを出せるところにあります。寒さをこらえているような、力を出し切らない歌い方をすれば雰囲気が出るかもしれません。
No.33 ラムのラブソング / 松谷祐子
「ラムのラブソング」は、アニメ「うる星やつら」のオープニングテーマとして1981年にリリースされました。「うる星やつら」のシリーズには映画を含めいくつかありますが、「うる星やつら」といえば「あんまりそわそわしないで~」から始まるこの曲でしょう。歌っている松谷祐子は歌手だけでなく声優を務めることもあった人で、登場人物のラムを思わせる甘ったるい口調が歌中からも感じ取れます。その現代でいう"あざとかわいい"感じに自分も挑戦したいという人たちが、今でもカラオケで歌っています。アニメは2022年に制作陣・声優陣などをブラッシュアップし、新シリーズが放送されました。若者層とカラオケに行く場合、まずは本家のオープニング曲を披露してみてはいかがでしょうか。
No.34 Ordinary days / milet
Miletが歌う「Ordinary days」は、通算7枚目となる同名アルバムに収録されていたナンバー。ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」の主題歌として、コメディでありながら日夜任務と闘い、成長を遂げていく警察官の姿を描いた物語を支え、幅広い年齢層のファンを獲得しました。ドラマの原作を読んで楽曲制作に入ったというだけあり、頑張る人の心細さに寄り添い、ドンと背中を押すような歌詞は、Miletの歌声にぴったりです。Miletの歌唱は喉を締めて発声するエッジボイスや裏声に切り替えるファルセットなど、細かなテクニックが使われているため、同じように歌うには練習が必要かもしれません。まずはオケに集中し、爽快感が出せるよう歌ってみることをおすすめします。
No.35 タイムパラドックス / Vaundy
2024年1月にリリースされたVaundyの「タイムパラドックス」は、映画「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」の主題歌。アニメ映画の主題歌を担当するのが初めてであるVaundyは、歌詞の中に「ポケット」「未来」という言葉を取り入れ、シンプルかつキャッチーな楽曲を意識したそうです。CDも「通常版」と「ドラえもん盤」の2種類あり、特に後者はVaundyがプロデュースした"ドラえもんスペシャルパッケージ"仕様になっていることからも、Vaundyからドラえもんに対する並々ならぬリスペクトが伺えます。まるでスキップをするかのようにメロディのフレーズひとつひとつが短く、それでいてしっかりとグルーヴのあるブルース・ポップ。女性でも歌いやすい音域で作られているので、気負わずに歌えるはずです。
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まとめ
音楽配信サイトや動画配信サービスの台頭により、現代はさまざまな音楽を入手できる時代となりました。そのため話題になっている曲はもちろん隠れた名曲を聴けることも多く、カラオケで歌われる曲もさまざまです。しかし、だからこそ、カラオケは"上手に歌える曲"よりも"歌いたい(聴かせたい)曲"を選ぶことに正解があります。自分のために、一緒に行く人のために、メッセージ重視で選ぶのもひとつの手です。自分が無理なく歌える曲を増やしていき、せっかくカラオケに来たのであれば、歌うことを心から楽しみましょう!