【初心者向け】ダーツの基本ルールをご紹介!持ち方・立ち方・投げ方も解説

ダーツの基礎知識~持ち方・投げ方~

ダーツを始めるなら、まずは持ち方や投げ方といった基礎知識を押さえましょう。自分にあった持ち方や立ち方を見つけ、正しいフォームで投げることを意識すると、どんどん狙った場所に投げられるようになりますよ。


ダーツの持ち方(グリップ)

ダーツを持つことを「グリップ」といいます。基本のグリップは以下の「スリーフィンガー」「フォーフィンガー」「ツーフィンガー」の3種類です。

● スリーフィンガー
・親指と人差し指でダーツをはさみ、中指をそっと添えて持つ
・安定感があり、投げたときの指離れもよい

● フォーフィンガー
・親指と人差し指でダーツをはさみ、中指と人差し指を軽く添える
・高い安定感があるが、指離れはやや悪くなる

● ツーフィンガー
・親指と人差し指でダーツをはさみ、ほかの指は添えない
・安定感にやや欠ける一方、指離れが非常によい

ただし、ダーツに「正式な持ち方」はありません。やりやすいと思う持ち方をすればよいので、いろいろと試して持ちやすく投げやすいグリップを見つけましょう。

なお、持つときは重心をつかむ必要があります。伸ばした人差し指にダーツをのせ、平行にバランスがとれるポイントを探しましょう。そこが重心です。


ダーツの立ち方(スタンス)

ダーツを投げるときの足の構え方を「スタンス」といいます。基本は「ミドルスタンス」「クローズドスタンス」「オープンスタンス」の3つです。また、投げるときは足がスローラインから出ないようにします。 


● ミドルスタンス(スタンダードスタンス)
・スローラインに対して前にくる足を45度ほど開いて体重をかけ、後ろにくる足はつま先立ちにする
・バランスのよいスタンスで、初心者からプロまで採用者が多い

● クローズドスタンス(サイドスタンス)
・スローラインに対して足が平行になるように立つ
・再現性が高く、採用しているプロも多い


● オープンスタンス(フロントスタンス)
・スローラインに対し正面を向いて立つ
・再現性は高いが、ふんばりが利きづらい

実際にいろいろと試し、投げやすいスタンスを探しましょう。


ダーツの投げ方(スローイング)

ダーツの投げ方を「スローイング」といいます。スローイングは、以下の一連の動作から成り立ちます。

● セットアップ
・ダーツを構える動作
    ・ダーツを持ったほうの肩がボード正面を向くようにして構える

● テイクバック
・ダーツを引き寄せる動作
・肘の位置を動かさないように意識して、まっすぐに自分に引き与せる

● リリース
・ダーツを投げ放つ動作
    ・指を同時に離し、後ろから送り出すイメージで投げる

● フォロースルー
・投げたあとに腕をまっすぐ伸ばす動作
・リリースした位置で動きをとめるとブレやすくなるため、フォロースルーが必要になる 
  
投げたダーツが的に到着するまでに描くラインをイメージし、力を入れずに投げるのがコツです。


ダーツの基本ルール

ダーツにはさまざまな遊び方があります。どの遊び方も以下の2点は共通しているので、覚えておきましょう。

● 1ラウンド3投し、これをワンスローと呼ぶ
● 投げるときはスローラインから足を出さない

ここでは、代表的な遊び方を3つ紹介します。


カウントアップ

カウントアップは以下のようなシンプルなルールのゲームで、初心者でも十分に楽しめます。

1. 持ち点ゼロからスタートする
2. ヒットした得点を加算していく
3. 1ラウンド3投して交代する
4. 8ラウンド終了時点で得点が大きいほうが勝利する

ダーツの最高点は20点のトリプル(60点)のため、カウントアップの最高得点は60点×3投×8ラウンドで1,440点です。

勝つためには高得点を取る必要がありますが、あまり慣れていないうちはエリアの狭いトリプルにヒットさせるのは簡単ではありません。そこで、真ん中のブル(50点)を狙うとよいでしょう。

また、ボード左斜め下の19-7-16のエリアを狙うのもおすすめです。高めの点数が並んでいるので、着実に得点を重ねられます。


01(ゼロワン)

ゼロワンは大会でも採用されているダーツの定番ルールです。「301・501・701・901・1001・1501」と種類が多く、いずれも最後が「01」なのでゼロワンと呼ばれます。

おおまかなルールは以下のとおりです。

1. 301なら301点、501なら501点と、全員同じ持ち点でスタートする
2. ヒットさせた得点を持ち点からマイナスしていく
3. 持ち点がぴったり0点になったら終わる
4. もっとも早く0点になったプレイヤーが勝つ

勝利条件は、持ち点をぴったり0点にすることです。残り8点であれば、8のシングルでも4のダブルでも勝てます。

残り8点で9点以上獲得してしまうと「バースト」となり、無効になります。8点のままラウンド途中でも終了し、次のプレイヤーに交代しなければいけません。

序盤になるべく高得点を取って持ち点を削り、中盤から終盤にかけて調整していくとよいでしょう。


クリケット

ルールがやや複雑なので、ダーツに慣れてきてから楽しむのがおすすめです。

1. ボードの15・16・17・18・19・20とブルだけを使用する(ほかにヒットしても無効)
2. 同じエリアに3回当てると自分の陣地になる
3. 陣地エリアにヒットすると点が加算される
4. ほかのプレイヤーが自分の陣地に3回あてると解除される
5. 通常は15か20ラウンドで競い、終了時にもっとも得点が多いプレイヤーが勝つ

クリケットでは1回ヒットを1マーク、2回ヒットを2マーク、3回ヒットを3マークといいます。トリプルに1回ヒットさせると3マーク、ダブルは2マーク換算です。

相手に解除されるまえに、陣地にしたエリアでどれだけ得点を稼ぐかが肝となります。点をとるか、相手の陣地をクローズさせるか、駆け引きが重要です。


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まとめ

今回は、ダーツの投げ方や立ち方といった基本知識と、代表的な遊び方のルールを3つ紹介しました。ぜひ参考にして、自分がやりやすいと思う持ち方と立ち方を見つけ、正しい投げ方を身に着けてください。練習するほど上達し、狙ったエリアにヒットさせられるようになるでしょう。

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