ダーツを始める前に覚えておきたい基礎知識
ダーツを始める前に、まずは最低限必要になる道具類や得点のカウント方法といった基本知識を知っておきましょう。
1:ダーツの道具
まずは、的に向かって投げる矢であるダーツを用意しましょう。ダーツはチップ・バレル・フライト・シャフトの4パーツから成ります。
- バレル:投げるときに握る部分で、豊富な色やデザインがある
- チップ:バレル先端につけるパーツで、投げたときに的に刺さる
- フライト:ダーツの後ろにつける羽で、投げたときの安定感に影響を与える
- シャフト:バレルとフライトをつなぎ、全体の重さや長さを調整する
あとは、これらを収めるダーツケースと、ダーツの成績を記録するダーツカードをそろえるとよいでしょう。ダーツカードは使用する機種がダーツライブかフェニックスかで異なるので、自分が練習するマシンに合わせて購入してください。
最初は初心者向けのセットを購入するのもおすすめです。
2:ダーツボードの得点
ダーツボードは円形で、放射状に20等分され、外周に1~20の数字が割り振られています。この数字が得点です。また、内側に同心円が2つ描かれ、外側をダブルリング、内側をトリプルリングと呼びます。枠外はシングルです。
シングルに入ったときはそのまま、ダブルは得点2倍、トリプルは3倍になります。
例:8に入った
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中央の二重円はブルと呼ばれ、入れば50点です。ゲームによっては二重円の真ん中をダブルブル、外側の円をダブルブルと分け、以下のように点数も変えます。
※シングルブル25点、ダブルブル50点とする場合もある |
ゲームの種類にもよりますが、1人1回3投が基本で、3回の合計で得点を出します。
ダーツの基礎① 持ち方
ダーツを狙った場所に投げるには、持ち方(グリップ)が大切です。グリップに正式な決まりはなく、何本の指でどのように握っても問題はありません。
ただし、持つときはダーツの重心をつかむことが大切です。重心は以下の方法で見つかります。
- 人差し指を伸ばし、バレルをのせる
- ぐらつくなら位置を少しずつずらし、ダーツ全体が水平に安定する位置を探す
- 安定する位置があったらそこが重心になる
ここでは、グリップを3パターン紹介します。
1:スリーフィンガー
スリーフィンガーは、文字通り3本の指でつまんで持つグリップです。親指と人差し指でバレルをつまんで持ち、中指で支えます。
安定感があり、投げたときに指を離しやすい持ち方です。どういう持ち方がよいか悩んでいるなら、まずはスリーフィンガーを試してみるとよいでしょう。
初心者からトッププロまで、採用者が多いグリップです。
2:フォーフィンガー
親指・人差し指・中指・薬指で持ちます。人により持ち方に微妙な違いあり、次の2パターンが代表的です。
- 人差し指・中指・薬指を横一直線にそろえて持つ:しっかり握れて安定感があり、指離れもよい
- 人差し指・中指をダーツの上に添え、薬指は下にもぐる:高い安定感があるが、投げるときに指が引っかかりやすい
持ちやすい方法を試してください。
3:ツーフィンガー
ツーフィンガーは、親指と人差し指の2本でバレルを持つ持ち方です。ダーツを指2本で支えるため、投げるときの手離れがよく、ダーツに力が伝わりやすいという特徴があります。
ただし、指3本や4本で持つグリップに比べて安定性がありません。ふらつきやすくコントロールが難しいため、ダーツ初心者には難易度が高いでしょう。
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ダーツの基礎② スタンス(立ち方)
ダーツは投げるときの立ち方も大切です。立ったときの足の構えをスタンスと呼びます。スタンスは、以下の2点に注意しましょう。
- 投げる手と同じほうの足を前に出す(右手で投げるなら右足が前)
- 床に引かれたスローラインから足先を出さない(ライン上に足を置くのはOK)
スローラインを少しでも超えると違反になるので、十分な注意が必要です。上記2点を守れば、足をどのように置いても問題ありません。ここでは、よくある3つのパターンについて解説します。
1:ミドルスタンス
ミドルスタンスは、スローラインに対して前に来る足を45度くらいに開いて立つスタイルです。後ろ足は自然な位置に置き、つま先立ちします。前に来る足に体重をかけて立ちましょう。
- メリット:ダーツボードが見やすく、楽な姿勢で投げられる
- デメリット:斜め向きになるため、毎回同じ角度で立つのが難しい
投げやすいので、初心者はまずミドルスタンスから試してみるとよいでしょう。
2:クローズドスタンス
スローラインに対して前足を平行に置くスタンスです。
- メリット:毎回同じスタンスを取りやすく、スコアの安定が望める
- デメリット:腰に負担がかかりやすい
ただし、真横を向くことになるため、投げるときに腰をひねる必要があり負担がかかります。腰痛が気になる方は、後ろ足を前足より左寄りに置くとよいでしょう(右手で投げる場合)。投げる際に前が向きやすくなり、腰への負担が軽減します。
3:オープンスタンス
オープンスタンスは、スローラインに対して足を垂直に置く立ち方です。
- メリット:ダーツボードを正面からとらえるので投げる感覚がつかみやすく、再現性も高い
- デメリット:足のふんばりが効きづらい。3つのスタンスの中でもっともダーツボードとの距離が離れている
正面を向くのでシンプルで投げやすいように見えますが、意外と安定しづらい投げ方です。
ダーツの基礎③ スローイング(投げ方)
ダーツにはスローイングと呼ばれる投げ方があります。ダーツはやみくもに投げてもなかなか高得点は得られません。狙った的に当てるには、スローイングの基本を押さえることが不可欠です。
スローイングは、以下の4ステップに分かれます。
- セットアップ
- テイクバック
- リリース
- フォロースルー
一連の流れがなめらかにおこなえるまで練習すると、高得点が狙えるようになるでしょう。
ここでは、スローイングの各ステップについて解説します。
ステップ1:セットアップ(構え)
セットアップとは、スタンス後に狙いを定めてダーツを構える動作を指します。このときに注意するポイントは以下の3つです。
- 全身に力を入れず、リラックスする
- ターゲットと一直線に結ばれる位置でダーツを構える
- ダーツを持つほうの肩がダーツボード正面を向くように意識する
腕や肩に力が入ると、うまく投げられません。ほどよく力を抜きましょう。
ステップ2:テイクバック(ダーツを引き寄せる)
テイクバックは、構えたダーツを投げる前に自分に引き寄せるアクションです。特に以下のポイントを意識しましょう。
- ダーツを持った腕を自分のほうにまっすぐ引き寄せる
- 肘の位置は動かさないようにする
うまく引く動作ができないときは、腕を前後に動かしてリズムをつくるユーミングをすると効果が出ることがあります。スムーズなテイクバックができない方は、ユーミングを試してみるのもよいでしょう。
ステップ3:リリース
リリースは、ダーツを投げ放つ動作を指します。うまくターゲットに当てるためには、以下の点に注意しましょう。
- テイクバックした反動で自然に腕を全面に突き出すようにダーツを投げる
- ダーツに添えた指はすべて同時に離す
- 力を込めて投げるのではなく、送り出すイメージを持つ
コツは、紙飛行機を投げるときのように自然にダーツを前に飛ばすことです。
ステップ4:フォロースルー
フォロースルーは、ダーツをリリースしたあとの腕の形を指します。ダーツにおいてフォロースルーは意外に重要なポイントです。以下の点を意識しておこないましょう。
- 投げたあとの腕がまっすぐ伸びた状態になるようにする
- リリース直後に腕が下がらないように注意する
フォロースルーが正確にできるようになると、ダーツの飛び方が安定します。
ダーツが上達する練習方法
ダーツの腕前を上達させるには、地道な練習が欠かせません。ただし、無目的にターゲットに向かってダーツを投げるだけでは、上達するのは難しいでしょう。
ここでは、8ラウンド制で合計得点を競うカウントアップをベースにした効率的な練習方法を紹介します。1つずつステップを進め、精度を高めてください。
ステップ1:全ラウンドでブルに1回以上入れる
1ラウンドを3投とし、8ラウンドおこなって毎回1本以上ブルに入れましょう。
目標:全ラウンドで1本以上をブルに入れる |
最初はアウトボードしたりブルにまったく入らなかったりしますが、気にしなくて構いません。
うまく入ったときはその感覚を覚えておきましょう。外したときは何が悪かったのかを考え、次回は繰り返さないように意識して投げましょう。
ステップ2:全ラウンドで100点以上取る
ステップ1の目標が安定してクリアできるようになったら、次のステップでは1ラウンドごとに100点以上取ることを目指して投げましょう。
目標:全ラウンドで毎回100点以上獲得する |
ステップ1でブルに入るようになっているので、ラウンドごとに1回はブルを取って50点を確保しましょう。あとはダブルやトリプルなども狙っていく必要があります。
ステップ3:ブルを3本決める
ステップ2の目標が安定してクリアできるようになったら、次はブルに連続3本入れましょう。ブルに3本とも入ることを「ハットトリック」と言います。
目標:8ラウンド中で1回ハットトリックを決める |
ブルに1本入ったら、その感覚を再現するつもりで次も挑戦しましょう。あまりに狙いすぎると力みが生じ、軌道がぶれて外れやすくなります。気持ちを落ち着けて投げましょう。
ステップ4:ハットトリック×3・100点以上×5回を達成する
ステップ3ができたら、技術はかなり磨かれています。ステップ4では、8ラウンドでハットトリックを3回、100点以上を5回達成を目指して練習しましょう。
目標:8ラウンドでハットトリックを3回、100点以上を5回出す |
基本的には8ラウンドすべてでブル3本を決めるつもりで投げるとよいでしょう。安定した気持ちで投げられるかどうかがポイントになります。
ダーツ上達のためのワンポイント
効率よく上達を目指すなら、いくつかのポイントに注意して練習しましょう。ポイントを意識して投げるだけで、ぐんと精度が高くなりますよ。
ここでは、特に押さえておきたい上達のためのポイントを4つ紹介します。
ターゲットをしっかりと見る
ダーツを投げるときは、スタンスに入るまえに「ブル」「20トリプル」など、狙っているターゲットをしっかり見ることが大切です。見つめながらスローラインに立つと、ちょうどよく投げられる位置に自然に立てます。
投げやすい位置で、ターゲットと目線、手首・肩・肘がまっすぐになるように意識してダーツを構えましょう。
投げるときは力を込めない
ダーツをリリースするときは、力を入れて投げるのではなく、後ろからふわっと前に送り出すイメージで手を離しましょう。「投げる」というより「飛ばす」イメージです。
余分な力がかかると、ダーツはうまく飛びません。「絶対にターゲットに入れる!」と力みすぎると外しやすいので、意識して力を抜くようにしましょう。
軌道が山なりになるイメージで投げる
ダーツを投げても、まっすぐに飛ぶことはありません。ターゲットに向かって一直線に飛ぶイメージを抱かれがちですが、実際には山なりのラインを描きます。
まっすぐ飛ぶイメージで投げると、アウトボードしたり届かず手前で落ちたりするので、注意しましょう。リリースするときは、山なりの軌道をイメージして投げることが大切です。
動画に撮ってフォームをチェックする
自分が投げているところを、友人などにお願いして撮影してもらい、動画をチェックするのも上達に向けて有効な方法です。
自分のフォームを客観的な視線で見ることで、たとえば「投げるときに手が横に振れている」といった改善点に気づきやすくなります。また、ダーツがどのように飛んでいるかも確かめられるので、投げる際のイメージをつかみやすくなるでしょう。
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ダーツの使い方・ゲームのルール
ダーツマシンにはDARTSLIVEとPHOENIXの2機種があります。プレイするときは、ゲームを選択してプレイヤーの人数を入力すれば開始します。基本の操作は以下の通りです。
- DARTLIVE2は右の赤ボタンで選択・黄色ボタンで決定
- DARTLIVE3はタッチパネルで選択・決定
- PHOENIXは黄色い十字ボタンで選択・赤ボタンで決定
初心者は、ルールが簡単なカウントアップから始めるとよいでしょう。
- 1人3投し、赤ボタンを押して次のプレイヤーに交代する
- 8ラウンド繰り返す
- 最後に最高得点した人が勝ち
ダーツの投げ方に関するよくある質問
ダーツの投げ方に関するよくある質問についてお答えします。
ダーツをうまく投げるコツは?
狙うターゲットと手首・肘・肩が一直線上にあるよう意識して安定したスタンスで立ちましょう。ダーツを引き寄せるときも、肘はなるべく動かさないようにします。
投げるときは肘を安定させ、前に向けてダーツを送り出してみてください。投げた後は自然な形で前に伸ばします。
一連の動作が流れるようにできるまで練習しましょう。
ダーツを投げるときに意識することは?
ダーツを投げるときは「力を入れないこと」を特に意識しましょう。余計な力が入るとダーツがうまく飛ばず、軌道がそれることがあります。「絶対にブルに入れる」など的を狙いすぎると無意識に力が入り、失敗するケースも少なくありません。
ダーツは再現性が大事な競技です。うまく投げられたときを思い出しながら、そのときと同じ感覚で力まず投げましょう。
ダーツを安定して引くコツはある?
テイクバックを安定させるなら、力をこめず、なるべくゆっくり引くのがおすすめです。素早く引くとコントロールが難しく、ぶれやすくなります。コントロールできる範囲でゆっくり引きましょう。
また、テイクバックする最適な距離は人によって異なります。ダーツを持った手を自然に引いてみて、違和感を覚えないポイントをテイクバックの到達点にするとよいでしょう。
ダーツをするなら、快活CLUB
ダーツマシンは、ダーツバーはもちろん、大きめのゲームセンターなどにも置かれています。しかし、1プレイごとに料金が発生するので、友だちとゆるく遊ぶには向いているものの、たくさん投げて楽しみたい場合はちょっと費用がつらい場合も。
快活CLUBなら、時間制なのでプレイごとの料金は発生しません! がんがん投げて練習できます。もちろん、友だちと遊ぶのにもおすすめです。合間にゲームをしたりビリヤードをしたりも可能。いろんな楽しみ方ができるのが快活CLUBの魅力です。
まとめ
ダーツの基礎知識や投げ方、上達が見込める練習方法などについて解説しました。ダーツを試しにやってみるだけなら、お店に置いてあるハウスダーツを使うこともできます。快活CLUBでもハウスダーツを用意しており、手ぶらで行ってもプレイ可能です。
ただ、上達したいならマイダーツを用意するのがおすすめです。自分に合ったダーツを使い、適切なグリップとスローイングで練習することでどんどん上達するでしょう。
快活CLUBなら、投げ放題でダーツをお楽しみいただけ、追加のプレイ料金はかかりません。満足いくまで練習し、ダーツの上達を目指しましょう。